増田弘編『戦後日本保守政治家の群像』(ミネルヴァ書房、2023年)が刊行されました。
増田先生とお目にかかったのは、学部1年の春学期のこと。先生が担当されていた「演習Ⅰ」のクラスでした。1・2年生向けのゼミ形式クラスに合わせ、先生が提示されたテーマは「各国のイメージ」。大学に入って最初の学期に、快活で幅広い知を持つ先生のもと、大教室ではなく、ゼミ形式で議論を重ねられたのは本当に幸せなことでした。
その後もお世話になり続けていましたが、先生は戦後、私は戦前と、やや専門とする時期がズレることもあり、なかなかご一緒する機会はありませんでした。数年前、この研究会の企画にお声がけいただいたときはとてもうれしかったことを覚えています。
同書では、「戦前戦後における保守の連続と非連続──官僚政治家と政党政治家」と題して論じさせていただきました。田中角栄内閣まで扱ったことで、ようやく戦後政治の土地勘をつかめるようになってきました。いただいた機会に感謝申し上げます。
楠精一郎先生にも届きますように。
書籍の詳細はこちらのページをご覧ください。
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